ORTHOPEDICS
一般整形外科
整形外科
単に症状を治療するだけでなく、
QOL(生活の質)の向上を目標として
参ります。
整形外科で扱う疾患は多岐にわたります。一般に四肢および体幹の外科と言われていますが、背骨、手、足など全身の運動器官の病気や外傷(ケガ)を専門としています。腰痛や肩こりなど日常誰でも経験する病気から骨折、捻挫、打撲、切り傷などよく見られる外傷(ケガ)、そして上肢・下肢の神経痛、しびれなどを伴う椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、関節リウマチや加齢に伴う変形性関節症などの慢性疾患、それと最近問題となっている骨粗しょう症の診断治療を行います。特に上肢の痛み、しびれは脊椎病変だけでなく、胸郭出口症候群、末梢神経障害など症状は似ていても原因が全く違う場合があり診断に注意を要しますが、これまでの経験を活かして様々な病態に対して診断治療を行っていきます。 単に症状を軽減、改善するだけでなく、運動機能を回復させること、しいては日常生活、姿勢の改善など予防していくことを目標としていきます。
当院の主な診療内容 ※詳しくは下記をクリック |
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膝・腰・頚 の痛い方 |
外傷一般 (打撲・ 捻挫・ 骨折) |
五十肩 | 手・足の しびれ (神経 障害) |
関節 リウマチ |
小児整形 外科 |
骨粗 しょう症 |
スポーツ 整形 |
小児整形外科 ※土曜8:45〜12:00に専門外来あり
子供の時期の病気・ケガはそれからの
成長と発達に大きく影響します
小児整形外科では、新生児から大人になるまでの年齢の小児に関する診療を行っています。 お子様の「何かおかしい」という気づきは、普段接しているご家族が一番敏感です。 ある程度の年齢になれば、自分で訴えることもできますが、乳幼児は自分からはうまく伝えられません。 「形がおかしい」「動きがおかしい」「何か痛そう」など気になる点があれば、小児整形外科を受診してください。 小児整形外科の対象疾患には、以下のように様々な疾患があります。
小児の骨折、骨折後の変形
小児の骨折では、大人と比べて一旦転位(ずれ)した位置で治っても、成長に伴って矯正する能力があります。 そのため、最初の骨折時には手術ではなくて保存治療(ギプスなど)で治療することも多いです。 しかし、この自家矯正能が過信されていることがあり、手術が必要な骨折に対して保存治療が行われ、矯正されない変形が残ることがあります。 治療法の選択は慎重にしなければなりません。
発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
股関節の開きが硬ければ、考えられる疾患です。以前は先天性股関節脱臼と呼ばれていましたが、育児環境なども影響することがわかり、発育性股関節形成不全という表現に変わりました。 約1000人に1人の頻度です。3カ月健診で股関節の開きが硬ければ、超音波検査を行うことが望ましいです。歩行を開始してから診断がつくと、治療が大変になります。早期診断が重要な疾患です。
先天性内反足
生まれた時から足部が内に曲がっている場合に考えられえる疾患です。約1000人に1人の頻度です。生後すぐに診断をして、早期にギプス治療を行います。
筋性斜頚
首が左右どちらかに傾いている場合に考えられる疾患です。生後早い時期に、傾きと頚部のしこりによって気づかれます。 多くは成長とともに改善してきますが、一部、自然な改善が見られない場合に手術が必要になります。
炎症性斜頸、環軸椎回旋位固定
首が左右どちらかに傾いている場合に考えられる疾患です。炎症性斜頸は中耳炎や扁桃炎などの頸部の炎症の後に生じます。 早期の治療が重要です。環軸椎回旋位固定は炎症性斜頸や外傷の後に生じ、首の骨がねじれて固定されてしまう疾患です。早期に牽引治療が必要です。
下肢の形態異常(O脚、X脚など)
一般的に生後から2歳ごろまではO脚が正常で、成長に伴って3,4歳にかけて自然に改善してきます。 しかし中には、病気によるO脚(ブラウント病、くる病など)があり、治療をしなければ治らないことがあります。 逆に3,4歳ごろに強いX脚が気になることがあります。こちらは病気であることは少なく、7歳ごろにかけて正常なバランスに回復することが多いです。
脚長不等
先天性、後天性、様々な原因で両脚の長さが違うことがあります。あまり注意していないと本人や家族が気づいた時には大きな差になっていることがあります。 原因を評価して適切に治療を行う必要があります。大まかには1.5cm以上の差があれば治療が必要になります。
歩容異常
歩き方がおかしいことを総称して呼びます。下肢の変形、形態異常、脚長不等、習慣によるものなど原因は色々考えられます。 原因をはっきりさせ、対処法を考えなければいけません。
手足の先天異常(多指症、合指症など)
生まれた時から手足の指の数が多い、隣の指と一緒になっている、指が細い/短いなど色々な異常があります。 様々な疾患があり、正確な診断と適切な治療が必要です。
ペルテス病
4-8歳ぐらいで股関節の痛みがあれば考えられる疾患です。男児が女児と比べて5倍多い疾患です。 大腿骨の頭の部分への血流が途絶え、骨の壊死(骨の細胞が死んでしまう)が起こります。正確な診断と適切な治療が必要です。
大腿骨頭すべり症
9-15歳ぐらいで股関節の痛みがあれば考えられる疾患です。大腿骨の成長板(股関節)で骨がずれる疾患で、外傷の1つです。 早期診断、早期治療が重要な疾患で、対応が遅くなると治療が大変になり、長期間日常生活に影響することもあります。
関節リウマチ
いくつもの関節が炎症をおこし
腫れて痛む病気です。
リウマチは、関節や骨、筋肉などの運動器に炎症を起こす病気の総称です。その中で代表的な疾患として「関節リウマチ」があります。関節リウマチは、手の指や手首、肘、膝、足首、足の指などいくつもの関節が炎症をおこし腫れて痛む病気です。症状が進行すると、骨や軟骨が破壊されて関節が変形してしまい、関節の可動範囲が狭くなります。それにより日常生活に支障がでてしまうことがあります。リウマチの原因については多くの諸説があり、ウイルスや細菌感染、ストレス、出産を機に免疫異常が起こり、自分の身体の一部が自分を攻撃してしまう状態とされています。 リウマチは膠原病の代表的な病気です。
生物学的製剤などを用いた
最先端治療を行っています。
当院では関節リウマチは早期診断、早期治療開始をモットーに骨、軟骨破壊の進行を阻止すべく、いちはやく生物学的製剤を導入し、安全性を重視しつつ積極的に投与を行っており高い有効率を得ています。生物学的製剤の導入後当院で安心して治療継続できるように体制を整えております。関節リウマチで悩んでいる方、まずは相談してください。
膝・腰・頚の痛い方
※月曜17:40〜19:00(膝関節専門外来)
※金曜17:40〜19:00(肩・膝関節専門外来)
膝の痛み
膝の怪我や加齢により膝の軟骨や骨の破壊が進んだ、「変形性膝関節症」は、30代、40代以降の人に多く発症し、特に50歳以上の女性に多く症状が出ています。歩いたりしゃがんだり、階段の上り下り等の日常動作を行う時に痛みを感じます。 代表的な治療法としてはヒアルロン酸関節内注射、運動による治療、薬による治療、手術による治療がありますが、運動による治療がほとんどの膝の痛みに効果的です。ストレッチやウォーキングなど、無理しない程度に毎日続けることが重要です。
腰の痛み
腰痛は痛みの中でも最もポピュラーで、いわゆるぎっくり腰のような急性のものでは痛み止めの内服やシップ、温熱療法、コルセットなどで落ち着きます。それ以外の長期化する腰痛の方はレントゲンやMRI検査が必要となります。腰痛椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が代表的なものですが、特に所見が重症でない限り、日常の姿勢や生活上の注意をすることが重要です。
頚(くび)の痛み
首が痛い場合、変形性頚椎症、頚椎後縦靭帯骨化症、頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎捻挫のような病気が考えられます。首の痛みはその原因によって治療方法が異なります。正しい治療をするためにも、首の痛みを感じたら整形外科を受診しましょう。
外傷一般(打撲・捻挫・骨折など)
打撲について
身体を打って痛めることでおきます。打撲による主な損傷部位は皮下組織と筋肉です。顔面や頭部、胸、腹、骨盤腔の打撲の場合、重要な臓器(脳、肺、肝臓など)にも損傷がわたる場合もございますので必ず医師による診療を行うようにしましょう。
捻挫(ねんざ)について
関節と関節周囲の軟骨、靭帯、腱が痛むことでおきます。許容範囲を超えた捻(ひね)りの動作によりおきる外傷です。多くは患部が腫れ上がり、痛み、熱を感じます。
脱臼について
骨と骨を繋ぐ可動部関節が外れてしまい、異常位置で留まってしまうことでおきます。脱臼の症状としては、関節部の痛み、腫れ、変形、正常に部位を動かす事ができないなどがあります。もし、脱臼症状となった場合は、早期に元の位置に戻す事が大切です。元の位置に戻すのが遅れると、全身麻酔による手術が必要となることもあります。
挫創(ざそう)について
いわゆる「すり傷」や「切り傷」のことです。傷から出血、皮下出血の場合は腫れることがあります。大きな血管が損傷を受けると、血行障害から組織の壊死を起こすこともあります。傷から細菌が入って感染することもあります。
五十肩
五十肩にはその発症前に
すでに原因があります。
「腕が上がらない」「肩が痛くて目が覚める」「背中が洗えない」なんでも五十肩で片付けていませんか?五十肩にはその発症前にすでに原因があります。最も多い原因は「腱板周囲炎」と言う、肩関節の運動を担っている筋肉や腱の炎症です。まずはレントゲンで関節の変形や石灰沈着がないか、また必要に応じて超音波診断装置(関節エコー)で腱板の状態を確認します。湿布やリハビリだけで良いのか、関節への注射が必要なのか、更に詳しい検査が必要なのか判断し、早期診断することで五十肩は治療するだけでなく予防することも可能です。
手・足のしびれ(神経障害)
脊椎疾患
(腰痛、肩こり、手足のしびれなど)
脊椎(せきつい)は、いわゆる背骨にあたる部位です。脊椎には、大切な神経を保護する働き、上半身を支え動かす働き、肋骨(ろっこつ)とともに内臓を保護する働きがあります。脊椎疾患の主な症状には、骨や椎間板におきる痛みと、神経が圧迫されることでおきる痛みやしびれ、麻痺などの神経症状があります。
末梢神経障害
(手根管症候群、肘部管症候群など)
背骨からでたあとの神経を末梢神経といいますが、これは脳や脊髄と違って骨で守られていないため、手足の動きや筋肉などによって痛みやすいことが知られています。このようなものを末梢神経障害といいます。末梢神経が障害されることで、ビリビリとしたしびれや痛み、手足の動きづらさを引き起こします。
運動神経に 障害がおきた 場合 |
筋力の低下または、筋肉の萎縮(いしゅく)など。 |
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感覚神経に 障害がおきた 場合 |
A、Bどちらかの症状が 見られます。 A:しびれや痛みが現われる。 B:痛みや熱さ、冷たさなどの感覚が鈍くなる。 また深部感覚の障害の場合、手足の位置関係がわからなくなる、 バランスがとれないなどの症状がみられます。 |
自律神経に 障害が起きた 場合 |
立ちくらみや排尿障害、発汗異常など。 |